ミドリフグの飼い方入門と器具ガイド

混泳について

ミドリフグは単独飼いが原則です。
やんちゃな性格のミドリフグは同種・多種にかかわらず同居している魚のひれをかじるなどの行動がよく見られるためです。
水槽が大きい場合や、強い魚なら多少かじられても大丈夫でしょうが、弱い魚は傷やストレスにより死んでしまうこともあります。

混泳がうまくいっている水槽もたくさん見かけますが、魚同士の相性は水槽に入れてみなくてはわかりません。
いちかばちかで混泳させるのは無責任です。
どうしても混泳させたい場合は、うまくいかなかった場合の対処をしっかり考えてからにしましょう。
ミドリフグがほかの魚をかじってしまう場合、水槽をセパレートで区切る、水槽を増やして隔離する、ショップに帰す等の処置が必要になります。
土管や水槽アクセサリーなどなど隠れ家をつくってやると比較的うまくいくかも知れません。

また、ミドリフグはオスメスの違いがわかっておらず、繁殖等の生態もまだなぞのままです。
自宅の水槽で繁殖させることはできないので、お家に迎えたフグは一世代かぎりの命になります。
大切に育ててあげましょう。

混泳では、汽水と海水で同居できる魚が変わるということにも留意しましょう。
ちなみにわが家のミドリフグの海水水槽では、魚ではなくヤドカリが同居しています。 魚よりは混泳がうまくいくようで、他のミドリフグ水槽(海水)でもよく見られる組み合わせです。
念のため補足しておくと、ヤドカリはオカヤドカリではなく海水のヤドカリです。
塩分があるので水草もNGです。

ミドリフグ 初心者さんの飼い方入門

ミドリフグの寿命は5~10年と言われます。
ミドリフグはもともと丈夫で病気にかかりにくい魚です。日常の管理をしっかりすればほとんど問題はありません。
食欲がないようなときは水質の悪化か、エサにあきた場合が多いようです。
水換えやエサの変更などで様子を見てみてください。
また、ミドリフグは体調が悪いと黒ずんでじっとしていることがありますが、睡眠時や単に眠いとき、機嫌の悪いときにも黒ずんできます。
慣れないうちはフグの眠っている様子を見てぎょっとする人も多いので、念頭に置いておくといいかもしれません。

明らかに具合の悪そうなときは少量の水換えで様子を見ましょう。
魚用の薬も各種市販されていますが、むやみやたらと使用するのはかえって危険です。
魚専門のショップの店員さんにミドリフグの様子を伝えたうえで、使用法などしっかり聞いて使うことをおすすめします。

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