ミドリフグの飼い方入門と器具ガイド

水槽のセッティング

先にUFOキャッチャーなどで入手した場合はしかたないのですが、本来はミドリフグを購入する1~2週間ほど前に水槽の準備をします。
水槽の環境をととのえるためにはバクテリアが必要なのですが、セッティングしたばかりの水槽にはバクテリアがいません。
そのため、水槽を設置してからしばらく準備期間をもうけるのが通常です。

水槽の設置場所

小型の水槽でも、底砂や水が入ると予想以上に重くなります。
いちど設置したらかんたんには動かせないので、設置場所はしっかり決めておきましょう。
直射日光のあたる場所はコケが生えやすくなり、水槽の劣化にもつながります。
電化製品の近くなども避けましょう。 大きめの水槽であれば専用の水槽台を使うと安心です。

水槽設置の手順
1、バケツなどに人工海水のもとを溶かす

しっかり溶かす必要があるので、先に作業しましょう。
エアポンプでエアレーションしておくと早く溶けます。
人工海水のもとには海水をつくる場合の分量が記載されているので、1/2海水(1.012くらい)なら既定の半分、1/4海水(1.006くらい)ならそのまた半分の海水の素をとかします。
汽水なら比重計で1.008~1.010くらい、海水なら1.020~1.024が目安ですが、ミドリフグを購入するショップの比重に合わせます。
UFOキャッチャーのミドリフグの場合もとの比重がわからないので、1/4ていどの薄めの汽水から始めるのが無難です。
なお、比重は水温で変化するので、新しい人工海水の水温を水槽と同じにしてから測ってください。

※海水飼育のほうが長生きするとも言われますが、詳細な実験データがあるわけではないので一概には言えません。
わが家では海水飼育ですが、それはミドリフグを購入したショップではじめから海水飼育されていたためです。
海水にするとその分海水の元もたくさん必要になりコストはかかります。
購入したショップの水が汽水なのか海水なのか必ず確かめて、まずはその比重で飼い始めましょう。
慣れてきたらご自分で管理しやすい比重に徐々に移行していってください。

2、水槽と底砂を水で洗う

洗剤は魚に有害なので絶対に使わないでください。
底砂はバケツやざるなどに移して、水がにごらなくなるまで米とぎの要領で洗います。
水槽が割れる原因にもなるので、底砂を水槽に入れて洗ったりはしないでください。

3、洗った水槽に底砂を敷く

水槽の前面から奥にむかってだんだんと高くなるよう底砂を敷くと、奥行きがうまれます。

4、フィルター、水温計、ヒーターなどを取り付ける

※ヒーターの電源は必ず切っておきます。水をそそぐ前にスイッチを入れると空焚きになり故障の原因になります。

5、人工海水がしっかり溶けたのを確認してから水槽にそそぐ

お皿などを置いてそそぐと底砂が舞い上がらず便利です。

6、フィルター類のスイッチを入れきちんと作動しているか確認する

フィルターのスイッチを入れたら最低でも1週間ほど空回しするのが理想ですが、ゲームセンターで入手したミドリフグの場合小さな容器の中ですでに弱っている可能性があります。 この場合はすぐに水槽に移し替えてあげましょう。
ただし、魚を水槽に入れるときはいきなりドボンと入れるのはご法度です。
かならず水合わせをしてあげてください。

水合わせのしかた

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