ミドリフグの飼い方入門と器具ガイド

エサは１日１、２回でじゅうぶんです。ミドリフグは食いしん坊でおねだり上手なのでついたくさんあげたくなってしまいますが、 あたえすぎには気をつけましょう。
目安としてはお腹が少しぽっこりとふくれるていどです。
エサが増えればそのぶん水も汚れるため、フグにも負担になります。

水換えの頻度は水槽の大きさやろ過によりますが、1、2週間に１度を目安におこないます。
汚れ具合を見ながらご自宅の水槽の水換えペースをつかむと良いですが、最初のうちは水質テスターなどを使ってみると汚れ具合がわかりやすいかもしれません。
水換え時の注意点としては、水質の急激な変化はさかなにとって良くないので、水槽の水を一度に全部入れ替えたりはしないでください。
１、２週に1度１/３ほどの水を入れ替えるのが基本です。
水質の急激な変化をさけるため、水換えとフィルターの交換はいっぺんにしないようにします。
また、底砂は良いバクテリアのすみかになりますが、奥のほうには悪い病原菌や汚れも沈澱していきます。
病原菌を舞い上げてしまうので、むやみに底砂をかき混ぜることはしてはいけません。

ミドリフグは飛び出し事故が少なくない魚です。ふたはしっかり閉めましょう。
思わぬ小さな隙間から飛び出すこともあるので、ふたの隙間もふさいでおくと安心です。
また、水槽の水の蒸発にも気を配ってください。
水槽の水はたえず蒸発していきます。とくに夏場などファンを使うと蒸発が著しくなり、知らないうちに塩分濃度が濃くなってしまいます。
その場合はカルキ抜きした水道水などの真水を足し水してください。
夏場に水温があがってしまったからといって氷を入れるなどしてはいけません。
３０度くらいまでなら影響はありませんので、あわてず管理してあげましょう。
急激な水温変化はかえって病気の原因になります。

冷凍赤虫か乾燥クリルをあたえます。
乾燥赤虫は消化不良（フンが白くなります）を起こすこともあるのでおススメしません。
ゆでたアサリが好きなフグちゃんもいますが、水が汚れやすいので掃除の前にあげると良いでしょう。